潜伏キリシタン遺産

潜伏キリシタン遺産

 例によって、ユネスコだ。

 このユネスコ登録は実は大問題なのに、誰も何も言わない。キリシタンって何もいいものではない。慰安婦問題に通じるものがある。面倒なので、書く気にもなれないが、これはアジア自虐史観、西洋の侵略隠蔽のための遺産登録だ。

 もし遺産登録をするとすれば、「西洋人のアジア植民地化のあかし、奴隷売買と潜伏キリシタン遺産」とでもすべきだろう。

 当時、日本に来たキリスト宣教師たち西洋人によって、日本から多くの人たちが奴隷として、連れ去られている(スペインだかに、日本人のその子孫がいる)。

 そもそも、当時の西洋人たちは、東洋人を人種的にに劣った未開の獣人と見ていて、現在のような同じ人間という観念はない。

 黒人奴隷をみればわかる。だから、殺戮も出来た。彼らは、そういう東洋の出来損ないの、人間とはみなさない東洋の半人間、獣人たちを侵略するため、その先兵として来日しているのだ。秀吉のキリシタン弾圧は、そうした西洋人の侵略的行為に対して向けられたものだ。

 基本的にキリスト教というのは、異教徒皆殺しの宗教だ。ヨーロッパの教会に行けばいい。皆殺しの歴史の壁画が麗々しく飾られている。それが、当時のかれら西洋人の正義であり、いわば聖戦のようなものだった。日本人の肌感覚にほど遠い残虐なことが行われている。詳しいことは調べれば分かることだ。

 長崎市は、1回目の登録申請で、差し返しがあったので、思い上がったユネスコ連中がよろこぶよう、アジアへの差別観念を隠蔽し、キリスト教をすばらしいものとして正当化、異教徒の野蛮を認めるかたちで申請をしたわけだ。

 ただしいキリスト教を、当時の野蛮な獣人の酋長たちが弾圧した、というストーリーでないと、いまの欧米人は、その原罪ともいうべき罪悪に、とてもいたたまれないのだ(悪いことをしているから、彼らはこのことに敏感になって、おびえている)。また、いまでも内心は、それが正しいという思いもある。

 これにかぎらず、トランプがユネスコ脱退したのが象徴で、ユネスコの存在は、ユネスコ・トランプと2重にも3重にもバイアスがかかっている。潜伏キリシタン遺産は洗脳されて、潜伏した売国奴の歴史遺産である。アメリカなど、きれいごとを言っているが、ユネスコの価値観をつぶさに観察すれば、いかに人種差別的か、わかるというものだ。

 ここでも、日本は歴史戦に負けている。